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【ワシントン=吉田透】新型肺炎「重症急性呼吸器症候群(SARS=サーズ)」の原因ウイルスが3月に発見されて以来、突然変異を繰り返していることをシンガポールの研究者らが詳細な追跡調査で確認した。突然変異によって抗ウイルス剤が効かなくなったり、同じ人がSARSに何回もかかってしまったりする恐れがあるという。シンガポール・ゲノム研究所の成果で、9日付の米医学雑誌ランセット(電子版)に発表した。
研究グループはSARSに感染した患者から採取した原因ウイルスの遺伝子を調べた。その結果、ウイルスの発見後に数回から十数回突然変異を繰り返しているのがわかった。SARSウイルスは人や動物に風邪を引き起こすコロナウイルスの新種。突然変異のペースについてカナダのオタワ大学のアール・ブラウン博士は「既知のコロナウイルスの突然変異とほぼ同じ頻度で起きている」と指摘。SARSウイルスが人間に適応しつつあるのではと推定している。 (10:51)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20030510AT1G1000E10052003.html