現在地 HOME > 掲示板 > 不安と不健康4 > 399.html ★阿修羅♪ |
|
【ワシントン9日共同】1990年代まで、カナダの主要な漁業対象種だった大西洋のタラが乱獲で激減、カナダ政府が、同国周辺海域の2つのタラの個体群を「極めて絶滅の恐れが高い種」に指定することになった。カナダの専門家が9日、明らかにした。
カナダ政府は92年からタラ漁を禁止する強力な資源保護策を取ったにもかかわらず、資源の回復は進んでおらず、海洋資源保護の困難さがあらためて浮き彫りになった。
カナダ政府の専門委員会は同国北東部、ニューファンドランド沖の海域と、ラブラドル地方周辺海域の2つのタラの群れの数が、過去30年間で97%も減少し、回復が進んでいないと評価。「極めて絶滅の危険が高い種」に指定することを決めた。その他の個体群についても「このままでは絶滅する危険性が高い種」などに指定した。
このほか、カナダ西部、ブリティッシュコロンビア州のサケの個体群の一部も、極めて絶滅の危険が高い種とした。
委員会は「漁業がタラの個体数減少の要因とみられる」としている。
カナダ北東部沿岸のタラは、大規模な底引き網漁による乱獲などが原因で、90年代初めから資源量が急減していた。
ZAKZAK 2003/05/09
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_05/3t2003050906.html