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05/09 18:30 露骨な中国「封じ込め」 周辺国との摩擦深刻 外信56
【北京9日共同】中国と陸続きの周辺友好国が新型肺炎(SAR
S)の感染拡大を恐れて入国制限など露骨な対中「封じ込め」の強
硬措置を取り始めた。経済発展する中国への脅威論も背景にあり、
深刻な摩擦を生み出している。
九日付の中国紙、環球時報によると、六日に中国人の入国制限を
出したロシアでは大衆紙モスコフスキー・コムソモーレツが新型肺
炎に「中国病」との蔑称(べっしょう)を付けた。
国境貿易にも影響は及び、西シベリアの一部で中国商品市場の徹
底検査が始まったほか、モスクワ市長も感染者が出たら中国商品市
場を閉鎖すると発言、ロシアに滞在する中国人を動揺させている。
カザフスタンは二十日までの予定で国境を封鎖、国際列車と航空
便も八日までにストップさせた。昨年、過去最高の二十億ドル(約
二千四百億円)を記録した両国貿易が大きく落ち込むのは確実で、
環球時報は「カザフがこの機会を利用して中国商品の排除へ動く可
能性も否定できない」と懸念する。
感染者が出たモンゴルは歴史的経緯もあってさらに深刻。モンゴ
ル大使館が中国人へのビザ発行を見合わせたほか、民間組織が中国
人の入国を一切認めないよう求める大統領あての「政治嘆願書」を
新聞に発表した。
中国外務省の章啓月副報道局長は八日の会見で、国境の往来制限
について「二国間協定と国際慣例に基づくもの」と平静を装ってい
るが、周辺国の反中感情の高まりに神経質になっていることは間違
いない。
(了) 030509 1829
[2003-05-09-18:30]
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