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参院内閣委員会は六日、食品安全基本法案の集中審議を行った。農薬の使用削減
を、欧州の主要国や韓国などが目標を決めて進めていることに、農水省は「多大な関
心を寄せている。研究していきたい」として、日本でも同様の行動計画づくりが可能
か今後検討する考えを明らかにした。民主党の岡崎トミ子氏に答えた。
食品健康影響評価(リスク評価)に用いる農薬や食品添加物など、企業が持つ毒性
試験データの情報開示では、太田豊秋農水副大臣は「審査前に国がデータを公表する
のは適当でない。審査後に極力公開するよう企業に求めていく」とするにとどめた。
谷垣禎一食品安全担当相も企業の自主性に委ねながら「非公表になる部分は少ないの
ではないか」との見通しを示した。
質疑では、食品安全委員会の体制に関する質問が相次いだ。共産党の吉川春子氏
は、事務局五十四人という規模について、「非常にぜい弱。あまりにお粗末ではない
か」と批判した。
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/back/news/topnews/topnews03030507.html