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亀井善之農相は二日、スイス・ジュネーブの世界貿易機関(WTO)本部でスパチャイW
TO事務局長とハービンソン農業交渉議長と会談し、モダリティー(保護削減の基準)づく
りに向けて日本提案の理解を求めた。亀井農相は、「交渉の進展を妨げているのは、非現実
的な野心の水準に固執している米国やケアンズグループ(輸出補助金なし輸出国)だ」と述
べ、合意形成には輸出国の柔軟な対応が必要との考えを強調した。WTO側は、すべての加
盟国に柔軟性を求めるという従来の考えをあらためて表明した。
三日までに農水省に入った連絡によると、亀井農相は「(品目ごとの柔軟性を確保でき
る)ウルグアイラウンド方式による関税引き下げには、加盟国の過半数の支持がある」と指
摘。現実的な保護削減を提案している日本提案が「交渉のベースとなるべきだ」と訴えた。
さらに、モダリティーづくりには、保護削減の負担を負う輸入国の意見が十分に反映され
るよう求めた。
スパチャイ事務局長は、九月にメキシコ・カンクンで開くWTO閣僚会議までにモダリテ
ィーを決める必要性を強調。その上で、「多くの途上国が農業の市場開放を求めていること
や、日本が関心を持つ農業以外の分野もあることに留意すべきだ」と、すべての加盟国が最
大限の柔軟性を発揮するよう求めた。
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/back/news/flash/flash03050505.html