現在地 HOME > 掲示板 > 不安と不健康4 > 332.html ★阿修羅♪ |
|
京都大病院(京都市左京区、田中紘一院長)で娘の生体肝移植手術に肝臓の一部を摘出した後、重体となり肝臓移植を受けた40代後半の女性が4日午後4時50分、多臓器不全のため同病院で死亡した。
1989年に始まった生体肝移植は昨年、国内2000例を超えたが、臓器提供による死亡は初めて。健康な体にメスを入れる生体移植で最も懸念されていた事態となった。
女性は昨年8月、胆道閉鎖症の10代後半の娘に肝臓の一部を提供後、肝不全や肺炎を併発してこん睡に陥った。今年1月に名古屋大病院が実施した生体肝移植で、患者側から摘出した肝臓をさらに別の患者に移植する「ドミノ移植」を受けた。
娘は94年に京大病院で父親から移植を受けたが肝不全で容体が悪化、再移植が必要になった。女性は脂肪肝とされたが、娘のため強く提供を希望。同病院は危険性を説明し摘出に踏み切った。
手術は、安全域とされる35%を上回る量で肝臓を残す計画だったが、実際は26%程度しか残らず、娘は回復したが女性は容体が悪化。さらに日本肝移植研究会の調査で、女性は脂肪肝ではなく「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)」と判明した。今後NASHを提供者から除くべきか、京大病院は適応基準の見直しを進めている。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2003050401000330