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(回答先: 死亡率上昇、ほぼ7%に 新型肺炎の死者435人 [共同通信] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 04 日 15:19:58)
ジュネーブ=大内佐紀】世界保健機関(WHO)は3日夜(日本時間4日未明)現在の新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の世界での感染状況を発表した。それによると、死者は前日より18人増え435人に達し、感染者(感染可能性例を含む)も191人増の6234人となった。
死者の増加は、中国が9人、香港が9人だった。
この発表では、中国での感染者は、3971人、死者190人、香港は感染者1621人、死者179人となっている。WHOでは「中国のSARS禍をどう抑えるかが、世界的なSARS対策のカギ」(ヘイマンWHO感染症対策部長)との危機感を募らせている。
このほか、カナダが感染者149人、死者22人、台湾が感染者100人、死者8人、シンガポールが感染者203人、死者25人などとなっている。
一方、中国衛生省による4日の発表では、中国本土のSARS感染者数は、前日比163人増の4125人となり、4000人を突破した。死者は同7人増の197人となった。
◆北京市など感染「重度」地域に認定…WHO◆
【ジュネーブ=大内佐紀】世界保健機関(WHO)は3日、新型肺炎SARSの感染度合いについて、中国の北京、広東省、山西省と香港が「重度」、カナダ・トロント、シンガポール、台湾が「中度」、モンゴル・ウランバートルが「軽度」と認定すると発表した。
中国のモンゴル自治区と天津も、感染地域リストに掲載されているが、その度合いについては「不明」となっている。
WHOによると、「軽度」認定は、流行地から来たSARS患者に直接接触した人が2次感染した地域。「中度」はさらに3次、4次と感染が広がっているが、感染ルートが特定できている地域。「重度」はそれ以上に感染が広がっている地域。
「重度」と認定した場所については、WHOは渡航自粛を求める勧告(渡航延期勧告)を出している。
(2003/5/4/21:39 読売新聞 無断転載禁止)