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体内に大量に蓄積すると腎臓に障害を起こすカドミウムについて、水産庁が水産物の含有濃度を調査した結果、イカの塩辛や毛ガニのみそなどから高濃度で検出したことが2日、分かった。
国際機関のコーデックス委員会(食品規格委員会)が検討中の安全基準値案を超えているが、水産庁は「内臓類は食べることが多くなく、平均的な食生活をしていれば健康への影響が生じることはない」としている。
対象はタイやカツオなどの魚、アサリなどの貝類など72種類、約1300点で、1995年度から2002年度にかけて調査した。
コーデックス委員会の基準値案は軟体動物が1ppm。ただ、内臓は除かれており、魚類は定められていない。国内でも水産物の基準値はまだない。
魚類や貝類で平均値が1ppmを超えたものはなかったが、軟体動物や甲殻類の内臓に濃度の高いものが目立ち、特にスルメイカの肝臓(33.90ppm)やイカの塩辛(2.63ppm)、毛ガニみそ(1.99ppm)が高かった。
海水にはわずかにカドミウムが含まれており、プランクトンを介した食物連鎖で軟体動物に蓄積しやすい傾向がある。農水省によると、日本人が魚介類から摂取するカドミウムは全体の食品の11%と、 特に多いとはいえないという。
ZAKZAK 2003/05/02
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_05/3t2003050218.html