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(回答先: 体細胞クローン牛に厚労省も「安全」の報告書(読売) 投稿者 小耳 日時 2003 年 4 月 11 日 19:51:09)
【ワシントン10日共同】サルのクローン細胞では、細胞分裂の際に染色体を整列させる仕組みがうまく働かないことが、米ピッツバーグ大などの実験で分かった。霊長類のクローン作成が非常に難しいのはこのためで、クローン人間づくりにも同様の障害が存在することが考えられるという。
研究結果は十一日付の米科学誌サイエンスに発表された。
研究グループは、アカゲザルの体細胞の核などを、核を除いた卵細胞に入れてさまざまなクローン細胞を作成。その分裂の様子を観察した。
細胞が分裂する際には、まず染色体が二倍に増えて、細胞の中心部に整列。これが「紡錘体」と呼ばれる細胞内の物質によって両端に引っ張られて、別れてゆくことが知られている。
しかし、サルのクローン細胞内には紡錘体を作るのに必要なタンパク質が存在せず、きちんとした形の紡錘体ができなかった。このため、分裂した細胞内では染色体の形や数が異常になり、代理母の体内に移植しても胎児にまで成長することができなかった。
グループは「霊長類は他のほ乳類に比べ、紡錘体を形成する仕組みが複雑なのだろう」としている。
http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003apr/11/CN2003041001000518C2Z10.html