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04/06 20:49 ILO局長が肺炎で死亡 中国で初めて外国人犠牲 外信63
【北京6日共同】中国衛生省は六日、北京を訪問していた国際労
働機関(ILO)技能開発局のペッカ・アロー局長(53)が新型
肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)のため同日未明、北京の
病院で死亡したと発表した。中国で外国人がSARSの犠牲になっ
たのは初めて。
国際社会からは感染情報公表の遅れなど中国政府のこれまでの対
応に批判が出ており、局長の死亡で中国への風当たりはさらに強ま
りそうだ。
アロー局長はフィンランド人。三月十七日にジュネーブを出発、
十八日からタイのバンコクに滞在、二十三日にタイ航空で国際フォ
ーラム準備のため北京入り。三十日に体調不良を訴え、四月二日に
北京市内の病院に入院してSARSと診断され、五日午後に病状が
急変した。
衛生省は感染経路について、アロー局長本人が「飛行機内で感染
したようだ」と言っていたことを明らかにしたが、他の乗客から感
染者は見つからなかったという。局長が北京で接触した人の中から
も今のところ感染者は発見されていない。
ILOの国際フォーラムは中国の雇用問題をテーマに七日から三
日間北京で開かれる予定だったが、新型肺炎の影響で延期されてい
た。
衛生省によると、中国国内の感染者数は五日までに一日より五十
七人増えて千二百四十七人となり、死者は五人増えて五十一人とな
った。北京市内の感染者は十九人で、うち四人が死亡。外国人はア
ロー局長のほかにもカナダ人一人が感染している。
(了) 030406 2048
[2003-04-06-20:49]
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