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(回答先: 香港の肺炎患者100人超す(共同通信) 投稿者 中央線 日時 2003 年 3 月 18 日 23:31:54)
アジアから世界各地に感染を広げている正体不明の肺炎「重症急性呼吸器症候群(SARS)」の病原体は、麻疹(ましん)の原因ウイルスなどを含むパラミクソウイルス科の一種との見方が出てきた。ロイター通信などが報じた。ドイツと香港の患者から採取した検体を電子顕微鏡で分析したところ形状が似ていたという。世界保健機関(WHO)や日本の専門家は、もっと詳しい分析が必要で、まだ確定的ではないとしている。
パラミクソウイルス科には、おたふくかぜ、犬のジステンパー、鶏のニューカッスル病などを起こすウイルスが含まれる。インフルエンザのような症状を引き起こすウイルスもある。最近では、1998年から99年にかけ、マレーシアで100人余りが死亡した脳炎の病原体ニパウイルスがこの科の新種だった。
感染の拡大状況は、WHOの18日の発表によると、ドイツやカナダ、シンガポール、中国・香港、台湾、タイ、ベトナム、スロベニア、英国の9か国・地域で、感染を疑われる患者が計219人に達した。患者が多いのは香港123人、ベトナム57人、シンガポール23人など。ロイター通信などによると、香港では、SARSとみられる肺炎でさらに1人が死亡、米国では9人が感染を疑われている。(読売新聞)
[3月19日15時25分更新]