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【北京=藤賀三雄】多額の不良債権を抱える中国の金融機関を監督するため今春新設された中国銀行業監督管理委員会(銀監委)の劉明康主席(閣僚級)は29日、北京市内で記者会見した。中国銀行など四大国有商業銀行の3月末の不良債権比率は平均24.13%で、昨年末より約2ポイント下がったと発表した。
劉主席は今後の不良債権処理について「年間700億―800億元(1元=約15円)の不良債権を処理し、同比率を毎年3―4ポイント引き下げることが四大商銀の任務だ」と述べた。
新型肺炎、重症急性呼吸器症候群(SARS=サーズ)については「中国経済が悪影響を受ける」と指摘。旅行・ホテル業や中小企業の倒産で「融資が不良債権化するリスクが高くなる」と懸念を表明した。
銀監委は四大商銀のほか国家開発銀行などの政策性銀行や、農村金融を担うため全国3万5500の支店網を持つ農村信用社などを所管する。監督する金融機関の総資産は26兆4500億元。厳格な「目標責任制」の導入で、経営陣に不良債権の処理や経営の近代化を促す。 (19:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030529AT2M2901L29052003.html