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(回答先: 国会生中継、小泉首相、外資を今後5倍の導入、りそな改革ブッシュ大支持 投稿者 ジャック・どんどん 日時 2003 年 5 月 28 日 17:01:29)
「ジャック・どんどん」さん、こんばんわ。
韓国の金大中前大統領は、GDPの30%を外資が担うようにしたいと発言していましたが、小泉首相は現状の5倍という指針を出したようですね。
現状の日本への外資流入は小さいので、5倍になったからといってもそれほどではありませんが、対象が銀行や技術優良企業になると問題が生じます。
(外資自体が、それらや超破格値不動産以外にそれほど興味を示すこともないはずです。ブーツ、カルフール、セフォラなど進出した外資流通業は苦戦して撤退したりもだえているのが実状です)
まず、経済論理の一般論から言えば、外資は、獲得した利益を配当や内部留保の運用として国外に流出させるということで、国民経済を縮小させる働きをします。
中国のように工場の増強などで投資規模を拡大する条件にあれば、利益が国内で再投資されるのでこの問題は解消されます。
(日本企業であれば、国外に流出する割合が少なく、国内で消費や投資に使われる割合が増える)
日本がデフレ不況に陥っているのは、財の経済取引に使われない“余剰通貨”が増加しているからです。これは、日本円がハードカレンシーであることも関わってきますが、中国や韓国などとは違って、資金不足ではないことを意味します。
技術的にも、化学関係など一部の業種を除けば、他の国々より優れているのが日本です。
いちばん大きな問題は銀行です。
銀行とりわけメガバンクが外資の手に渡ると、国民経済全体(すなわち日本国)を外資に支配される危険性があります。
これについては、次の書き込みを参照してください。
『「銀行国有化」の先にある大災厄 − 「不良債権処理」で日本は経済的自立も失う −』
( http://www.asyura.com/2002/hasan14/msg/1141.html )
『日本経済が「国民経済」ではなくなる日 − “金融資本の論理”が支配する日本とは −』
( http://www.asyura.com/2002/hasan14/msg/1214.html )