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主要信託銀行5社の2003年3月期決算が出そろった。株安による損失などが収益の足かせとなり、全社が最終赤字となった。これまで信託銀行の収益の柱だった信託報酬からの収入は低迷。一方で資産流動化や証券代行など信託銀行特有の業務の手数料収入は増加傾向で、収益体質の見直しが進んでいることが裏付けられた。
信託銀行の本業のもうけを示す業務純益は合計で前の期と比べ4.5%増え約7000億円となった。ただ株価低迷で保有株の売却損や評価損が発生したほか不良債権処理の負担がかさみ、最終損益は合計で4000億円を超える赤字となった。
信託各行は企業向け融資など銀行業務の比率を縮小する一方、安定した手数料を稼げる証券代行や資産流動化など信託業務の割合を高めようとしている。信託業務の手数料収入を示す役務取引などの利益は三菱信託銀行で10%、UFJ信託銀行で9%伸びた。三菱信託によると「不動産取引や遺言信託などの手数料が増加した」という。UFJ信託は「資産流動化や証券代行などのサービスが順調だった」としている。 (23:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20030528AT1F2701I27052003.html