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今年第1四半期、国民の家計所得と家計支出が急激に悪化したことが分かり、第2四半期の全体経済成長(GDP増加率)も1〜2%台の「超」低成長率を記録するのではないかと懸念されている。
これにより「漢(ハン)江の奇蹟」を成し遂げた「韓国経済号」が成長エンジンを失いかねないという危機感が高まっている。
統計庁は27日、「第1四半期の都市労働者世帯の家計収支動向」を発表し、「インフレを勘案した1世帯当たりの実質所得増加率が昨年同期比0.2%とどまり、通貨危機以来の最低を記録した」と明らかにした。
消費景気を回復させる家計所得の増加が事実上ストップしたことになる。
統計庁はまた、「都市世帯の実質消費支出増加率も昨年同期比0.7%増にとどまった」と発表した。
こうした状況で民間シンクタンクは第1四半期3.7%増加にとどまった経済成長率(GDP/国内総生産)が第2四半期には1〜2%台まで低下すると展望している。
サムスン経済研究所のホン・スンヨン常務は「第1四半期に3.7%成長を維持したのは輸出が好調だったためだが、第2四半期は輸出まで急減し、1%台の成長が予想される」とし、「米経済が回復すれば、第3四半期には回復を期待できるだろうが、その可能性はほとんどないと思われる」と述べた。
LG経済研究所のシン・ミンヨン経済分析チーム長は「今年下半期には内需、輸出とも回復が見込めない」とし、「第2四半期の成長率が2%台にとどまるはず」と展望した。
政府は景気が第2四半期に底を打ち、下半期に回復に向かうと展望しているが、民間シンクタンクは第3四半期か第4四半期に底を打つ可能性が高いと分析している。
グッドモーニング新韓(シンハン)証券の李根毛(イ・グンモ)副社長は「現在韓国経済を脅かす不安要員はカード債権焦げ付き問題、労使問題、北(朝鮮民主主義人民共和国)核問題であり、これら3つの不安要員が除去されない場合、危機克服後に再び経済が沈没した南米型モデルの轍を踏む可能性がある」と警告した。
LG経済研究院のシン・ミンヨンチーム長は「多くの企業が韓国で突破口を見出せず、中国への工場移転を計画している」とし、「今、韓国経済は政府と企業、消費者など経済主体が適切に対処できない場合、成長エンジンまで失いかねない深刻な危機」とした。
尹泳信(ユン・ヨンシン)記者
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/05/27/20030527000047.html