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塩川財務相は27日の閣議に、2002年末時点の日本の対外資産と負債の状況をまとめた「対外貸借報告書」を提出した。
日本の政府や企業、個人が海外に持つ資産総額(対外資産残高)から、海外の政府、企業、個人が日本国内に持つ資産総額(対外負債残高)を差し引いた「対外純資産」の残高は、過去最大となった前年末に比べて2・2%減の175兆3080億円となり、3年ぶりに減少に転じた。この1年間に為替が円高方向に振れたため、米国債など外貨建て資産の円換算による価値が落ち込んだことが主因だ。
ただ、日本の対外純資産残高は世界第2位のスイス(2001年末時点の円換算で44兆3645億円)を大きく上回り、12年連続で世界最大の「債権国」となるのは確実とみられる。
日本企業の海外拠点への直接投資や、国内投資家による外国株式・債券への投資などを合わせた対外資産残高は、前年比3・6%減の365兆9400億円と3年ぶりに減少した。投資額自体は増加したものの、1年間で対ドルで9・2%の円高となったことで、外貨建て資産の評価損などが影響した。
一方、対外負債残高は、日本国内の株安の影響で、海外投資家が保有する日本企業の株式の評価減があり、前年比4・9%減の190兆6310億円だった。
(2003/5/27/10:49 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20030527i304.htm