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5月26日(ブルームバーグ):みずほフィナンシャルグループの前田晃伸社長は26日発表した2003年3月期決算の席上、監査法人の指摘で、過小資本に陥ったりそな銀行のような事態は「絶対にない」と強調した。そのうえで「そうならないようにするのが経営者の責任だ」と述べた。繰り延べ税金資産については、約9667億円分の計上を見送り、同3月末では1兆9783億円になったことを明らかにした。2002年3月末に比べると、3183億円の減少。
また、前田社長は、今年度中に、約6000億円の保有株式売却を計画していることを明らかにしたうえで、2004年9月までには傘下銀行各行でも各自己資本の範囲内に収まるとの見通しを示した。前期の売却額は1兆8000億円だった。
さらに、前田社長は、みずほの財務体質について、株価が日経平均で5000 円台に下落しても、自己資本比率は8%台を割り込むことはない、との見方を示す一方、資産査定の厳格化などの結果、不良債権処理損失も、今期以降は大きく膨らまないとの見通しから「追加の自己資本が巨額に必要になることは絶対にない」と強調した。
みずほの決算によると、連結純損益は2兆3771億円の赤字で、この赤字額は日本企業が過去最大規模となる。資産査定の厳格化で不良債権処理損が2兆 952億円となったことや保有株の下落で株式関係損失も膨らんだのが主因。今期の不良債権処理額は3400億円を見込んでいる。3月末の不良債権残高は4兆 7859億円。
東京 平野 和 Kazu Hirano
広瀬 泰三 Taizo Hirose
岩崎 まり子 Mariko Iwasaki
小田 真理子 Mariko Oda
伊藤 小巻 Komaki Ito
Last Updated: May 26, 2003 06:29 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000002&sid=aEaGorev53Pc&refer=topj