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2003年5月26日(月)19時27分
時価会計の凍結などを審議している財務会計基準機構は26日、企業会計基準委員会を開き、生命保険会
社向けに会計基準の特例措置を講じる案は採用しないことで一致した。
生保は長期保有を前提とした株式を大量に保有しているという特質があるため、生保業界などが「長期保
有株の強制的な減損処理については選択制を認めるべきだ」と主張していた。しかし、この日の委員会では
「会計上で生保特有の問題があることは認めるが、生保だけの会計基準は作るべきではない」との意見が大
勢を占めた。生保出身の委員からも異論が出なかったため、生保向け基準の設定は見送られることになっ
た。
与党が求めている時価会計の凍結や固定資産の減損会計の導入時期延期については、否定的な意見が相次
いだが、結論は6月に持ち越された。 【小林理】
[毎日新聞5月26日] ( 2003-05-26-19:27 )
http://news.lycos.co.jp/topics/business/insurance.html?d=26mainichiF0527m041&cat=2