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5月25日(ブルームバーグ):資産運用会社スミス・ブリーデン・アソシエーツのフラッド最高経営責任者(CEO)は25日付の米紙ニューヨーク・タイムズ掲載の記事で、相場上昇でスプレッド(米国債との利回り格差)が縮小している現在、社債投資は、リスクに見合うだけの収益を生んでいないとの考えを示した。
同紙によると、機関投資家から請け負った260億ドル(約3兆円)相当を運用するスミス・ブリーデンは、70億ドル相当を米フォード・モーターやAT&T、ベライゾン・コミュニケーションズなどの投資適格級社債から、米ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)やフレディマック(連邦住宅金融抵当金庫)の債券や、商業用不動産ローン担保証券に振り替えた。
フラッドCEOは、「リスクへの見返りという点で、妙味のあるものがあまり見当たらない」と指摘。利回りが1%を割り込んでいるマネー・マーケット・ファンド(MMF)にも、多くの資金を滞留させることは推奨できないと述べた。同氏によると、最もリスクの低い選択肢は、住宅ローン担保証券に重点を置いた短期の債券ファンド。同氏は、これらのファンドからは2003年に2%の投資収益率が得られるかもしれないと語った。
さらに、米国以外の債券、特に欧州に妙味があるとして、米国に比べ利回りが高いことと、欧州中央銀行(ECB)の利下げや一段のドル下落により価格が上昇すると説明した。ただ、ドルが突然反発したような場合は、直ちに損失につながると付け加えた。ジャンク債(高リスク・高利回り債)については、まだリスクに見合う収益率を生んでいないとする一方、インフレ率が低下するとすれば、米インフレ連動債(TIPS)はよい投資先ではないと述べた。
(ニューヨーク・タイムズのウェブサイト {NYTI ニューヨーク Josh P. Hamilton 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita Last Updated: May 25, 2003 20:08 EDT http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=aUbchGGZA0LQ&refer=top_kaigai
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