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ニューヨーク 5月23日(ブルームバーグ):今週の米金融市場では、住宅ローン担保証券(MBS)が、過去2カ月で最大の下落となった。住宅ローンの借り換えが過去最高の水準に上っていることを受けた繰り上げ償還リスクの高まりが、背景にある。
米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)の最も広く取引されるMBSと米国債との利回り格差は1.16ポイントと、前週末の1.1ポイントから拡大した。19 日に1.06ポイントに縮小したものの、全米抵当貸付銀行協会(MBA)が21 日発表した住宅ローン借り換え指数が前週比大幅上昇したことを受け、拡大した。
フェデレーテッド・インベスターズで50億ドル相当の運用に携わるエーブラハム氏は、「現在流通しているMBSのほぼすべてに」繰り上げ償還リスクが存在すると指摘する。リーマン・ブラザーズが算出する債券総合指数によると、MBSの年初来のリターンは1.45%と、米国債の4.5%や米社債の7.65%を下回っている。
16日までの週のMBA借り換え指数は、前週比15%上昇の8351。エーブラハム氏は、同指数が3月につけた過去最高(9387)を更新する可能性は高いとみている。
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Last Updated: May 23, 2003 23:53 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=aLwCr6klYOoA&refer=top_kaigai