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主要国首脳会議(サミット)の正式メンバーになったロシアの世界貿易機関(WTO)加盟が当面、見送られることが23日明らかになった。ロシアはWTO加盟を国家の優先目標に掲げるが、加盟に向けた態勢が未整備とみなされた。一方、後発開発途上国のカンボジアは年内にWTO加盟が承認される見通しで、加盟は147カ国・地域になる。
ロシアは93年から加盟活動を始めたが、01年11月のドーハ閣僚会議で中国に先を越された。最近はプーチン大統領が、市場経済化を進める上でWTO加盟を最重要課題と位置付け、先進各国もロシアの自由化で大規模な市場が生まれ、投資・貿易案件が増えるため、加盟に前向きな姿勢を示していた。
しかし、ロシアは天然ガスの販売価格の内外価格差を是正せず、今年4月には食肉などの輸入品が一定割合を超えた場合に事実上、高関税を課す措置を、関係国に通知しないまま実施。このため、WTO加盟国は「自由貿易の世界に入る条件が整っていない」と判断した。
一方、カンボジアの加盟は今年9月のカンクン閣僚会議で承認される見通し。カンボジアは加盟後、WTOの関連協定に整合的な国内法を整備する計画を作成。加盟を事実上審査する日米欧など30カ国との2国間協議が最終段階に入っている。 【藤好陽太郎】
[毎日新聞5月24日] ( 2003-05-24-03:01 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030524k0000m030187000c.html