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(回答先: 経常利益が62%増 全産業、3月期決算 Kyoto Shimbun 投稿者 小耳 日時 2003 年 5 月 23 日 21:30:01)
東京証券取引所に上場する企業の03年3月期決算発表が23日、ピークを迎え、この日までに9割が発表を終えた。新光総合研究所の集計によると、同日までに発表された東証1部上場企業(金融を除く)の売上高は、深刻化するデフレを反映し前期比0.8%増にとどまったが、期間中のもうけを示す連結経常利益は、同60.7%増と大幅に増加した。人減らしや賃金カットなどのリストラの効果で利益水準は「V字回復」を果たした。
調査対象は1064社で、23日までに発表した972社(91.4%)の決算を集計した。
経常利益が増加した企業は641社で、全体の65.9%。製造業では16業種中、14業種が増益を達成。業種別の増益率では、精密機器の53.1%、自動車の31.2%などが目立った。02年3月期に赤字になった鉄鋼と電機はコスト削減に取り組んだ結果、黒字回復した。ただ同研究所アナリストの吉川治良氏は「リストラ頼みの増益企業が目立ち、業績回復の実感は乏しい」と指摘する。
04年3月期も景気回復の見通しは立たず、アジア地域で新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)の被害拡大が懸念されるなど不透明な材料が多いが、「リストラ効果は04年3月期も続く」(吉川氏)見通しだ。発表各社の業績予想を積み上げると、売上高は前期比1.4%増と引き続き低い伸びにとどまるが、連結経常利益は同14.1%増と、2年連続で2ケタの増益になるという。 【三島健二】(毎日新聞)