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(回答先: テレ朝:前下期純利益は14%減、広告収入減−今期通期は58%減予想 [ブルームバーグ] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 23 日 16:18:54)
東京 5月23日(ブルームバーグ):上場民間放送キー局4社の2003年3月期決算が23日、出そろった。景気低迷が長引くなか、各社とも採算性のいいスポット広告(番組と番組の間に流れるコマーシャル)を中心に主力のテレビ放送収入が減少した。株式評価損の計上も響き、全社で連結純利益は減益になった。
フジテレビジョンは、持ち分法適用会社でBS(放送衛星)デジタル放送を手掛けるBSフジの苦戦が続いた一方で、音楽・映像ソフト制作販売のポニーキャニオンがビデオ部門を中心に増収増益となった。今期は株式評価損が減収するため連結純利益は増益を見込む。
日本テレビ放送網は投資有価証券評価損67億円や旧新宿社有地での遺跡調査関連費用12億円など合計で87億円の特別損失を計上した。今期は汐留地区への本社機能移転で減価償却費が160億円発生するほか、新社屋移転に伴う費用が合計で220億円かかるとみている。
氏家齊一郎会長兼最高経営責任者(CEO)は23日の決算説明会で、「景気低迷が続くなか、今期は放送業界にとって生存を賭けた大変なデスマッチになる」との見通しを示したうえで、「今年の最大の経営戦略は、商品力を高め販売力を強化すること」と述べ、本業を強化する方針を明らかにした。
TBS(東京放送)は、サッカーのワールドカップやアジア大会などの単発番組が寄与し、番組提供によるタイム広告収入が前の期比0.6%減と4社の中では一番小幅な減少にとどまった。木村拓哉主演のドラマ「GOOD LUCK!!」が平均31%の高視聴率をマークするなど、通期でのゴールデンタイムの平均視聴率は21年ぶりにフジテレビを逆転して2位になった。今期は退職給付関連の償却費用や、東京・赤坂の社有地の再開発に伴う固定資産除却損など、合計で152億円の特別損失を計上する。
テレビ朝日(全国朝日放送)はスポット収入の落ち込みが4社で一番大きかった。神村譲二常務は、「スポットセールスは11月からようやく前年実績を上回る厳しい状況で、上期の不振をばん回できなかった。主要業種である飲料、薬品や、通信、保険などの業種の売り上げが激減したことが響いた」としている。今期は番組制作費が増加し、六本木ヒルズの新社屋稼働による減価償却費、新社屋移転に伴う特別損失21億円などが発生する。
民放上場4社の連結業績(単位:億円、カッコ内は前期との増減率%)
2003年3月期
フジテレビ 日テレ TBS テレ朝
売上高 4290(-1.8%) 3363(-6.2%) 2948(+1.2%) 2090(-5%)
経常利益 377(-16%) 463(-26%) 230(-22%) 69(-46%)
純利益 148(-14%) 203(-41%) 106(-28%) 19(-68%)
スポット収入 (-3.5%) (-4.7%) (-2.8%) (-6.7%)
2004年3月期予想
売上高 4305(+0.3%) 3290(-2.2%) 2920(-1%) 2120(+1.4%)
経常利益 345(-8.6%) 145(-69%) 210(-8.9%) 38(-46%)
純利益 170(+15%) 65(-68%) 25(-76%) 8(-58%)
東京 林 純子 Junko Hayashi
Last Updated: May 23, 2003 05:58 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000002&sid=amcEwdXMkgeE&refer=topj