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(回答先: 都の新銀行、2004年度にも――JR東日本など出資 日経マネー&マーケット 投稿者 小耳 日時 2003 年 5 月 23 日 10:28:57)
東京都の石原慎太郎知事が2期目の公約として掲げた都主導の「新銀行構想」の
骨格が22日、明らかになった。新銀行は都の出資金などで設立する普通銀行で、
技術力のある中小企業には無担保でも融資を行うほか、各種公金などの決済、資金
運用の3分野で国内外の民間企業と幅広く業務提携を行うとみられる。
金融庁に銀行業免許を申請し、来年度中の営業開始を目指す。石原知事が近く正
式に発表する。
構想によると、新銀行の資本金は、都の1000億円と民間企業の出資で計15
00億円規模を見込む。国内の優良企業や外資系の民間企業など数社が出資や業務
提携を検討している。取り扱う資金量は、2兆円規模となる見通しだ。
都内の中小企業は約27万社。技術力や開発力に優れた企業も多いが、担保を重
視する金融機関が多く、資金繰りに窮しているのが現状。このため、新銀行の融資
業務の分野では、信用金庫などと業務提携し、不動産担保に頼らず、中小企業の技
術力など将来性を重視して審査を行う方針だ。また、決済業務については、JR東
日本のIT(情報技術)システムと、資金運用面では外資などと業務提携する案が
有力視されている。
自治体が主体で銀行を設立することについて、金融庁は「問題はないが、過去に
前例がない」としている。
(2003/5/22/22:35 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030522it13.htm