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2003年5月23日(金)9時30分
東京 5月23日(ブルームバーグ):23日午前の東京外国為替市場では、ドル・円相場は小動き。1ド
ル=117円台前半を中心に取引されている。米景気に対する過度の悲観論が後退したとの見方から、ドルは
底堅く推移している。さらに、政府・日銀による円売り介入への警戒感もあり、対円でドルを積極的に売る
動きも限られている。
市場では、「グリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が21日の議会証言で、景気判断内容
を前回連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を繰り返すにとどめたことで、過度の景気懸念が緩和。さら
に、減税法案も週内に可決する見通しにあることから、ドル安の流れに変化はないものの、ドルはある程度
安定している」(モルガン・スタンレー証券為替本部・梅本徹エグゼクティブ・ディレクター)との指摘が
聞かれ、ドルに買い安心感が広がっているとみられる。
また、ドル・円相場は、1ドル=115円割れが目前に迫った19日から、「政府・日銀が円売り介入を以前
よりも積極的に実施してきていると観測されている。4−5兆円規模との試算もある」(梅本氏)。20日の海
外市場では、116円台からさらに117円台まで水準を押し上げる形での介入手法も観測されており、「117円
00銭付近では、介入への警戒感が働く」(三菱信託銀行為替第2グループ・藤井健調査)ことから、ドル・
円相場は下値を試す動きが抑制されている。
一方、ユーロは軟調。「欧州中央銀行(ECB)当局者からユーロ高をけん制する発言が出ており、ユ
ーロの買い持ち高を調整する動きが出やすい」(三菱信託銀の藤井氏)と言い、対ドルでは、1ユーロ=
1.1680ドル付近と、前日のニューヨーク時間午後5時半時点の水準を下回って推移している。
ECBの政策委員会メンバー、ウェルテケ独連邦銀行総裁は22日、公共放送ドイチェ・ウェレとのイン
タビューで、ユーロ高が現在のペースで続けば「ドイツの輸出企業の競争力に打撃となり得る」として、ユ
ーロ高に懸念を示した。 また、ユーロ高が輸出を押し下げる一方で、インフレを抑えるとの考えを示し
「次回の会合で利下げの必要性が議論されることは確実だ。その際、将来の物価動向に照らしてのみ検討す
る」と述べた。
*T東京時間午前9時20分現在 前日比 22日のニューヨーク午後5時半時点ドル・円 117.32
+.11 117.21ユーロ・ドル 1.1680 −.0012 1.1693ユーロ・円 137.04 −.02
137.06*T
http://news.lycos.co.jp/business/story.html?q=23bloombergto8070439&cat=10