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(回答先: 4月の貿易黒字、2か月ぶりに前年実績上回る [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 22 日 20:40:52)
2003年1-3月に前期比マイナス3.8%と減少した輸出金額は、4月も前月比 +0.4%(3月同マイナス2.3%)とわずかな増加に留まった。BNPパリバ証券会社・経済調査部ジュニアエコノミストの加藤あずさ・さん(Azusa Kato/Junior Economist, BNP Paribas Securities(Japan) Ltd.)は、「2003年に入ってから、輸出は昨年に比べて明らかに減速している」と語る。
<対米、対アジアともに輸出低迷は避けられず> 地域別にみると、昨年11月から大幅に落ち込んでいた対米輸出は5ヶ月ぶりにプラスに転じた。一方、対アジア輸出は、2002年4Qは前期比7.2%と好調だったが、2003年1Qは同2.2%、4月は前月比2.2%と、「あきらかに増加ペースが鈍化している」。もっとも、対米輸出に比べれば堅調さを保っている。これは、米経済の回復の遅れによって、生産基地であるアジア経済に悪影響が及び始めたことを示唆している。米経済の回復が遅れているため、「当面は、対米、対アジアともに輸 出は低迷が避けられない」と見ている。
<4-6 月の輸出は1-3月以上に落ち込む見通し> 今後は、SARSの悪影響がアジア向け輸出に現れてくることも懸念されるため、「4-6 月の輸出は1-3月以上に落ち込むだろう」。もっとも、同社は7-9月から米経済が回復に向かうと想定しているため、輸出の調整はそれほど長引かず、2003年10-12月から再び改善が始まると考えている。内需低迷が続いている上に、唯一の牽引役であった輸出が変調を来したことによって、「4-6月の日本のGDP成長率はマイナス成長を余儀なくされる見通し」である。