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金融業界「内申書」 RPテック 2003.05.16
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(2)最近のボヤキ
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http://rptech.co.jp/mag/index.html
先日、ある組織の代表と数時間お話をする機会があり、産業再生機構について
の意見を頂いた。私はこの機構の存在意義に対してかなりの疑義を抱いているの
であるが、この氏は、それに輪をかけて必要ないどころか政府は再生すべき対象
を取り違えていると強烈に批判を投げ掛けておられた。再生すべきは金融組織で
あるということだ。つまり必要なのは金融機関再生機構である、というのが氏の
結論であった。
また先日のNHK番組で福井日銀総裁が財政に関していたずらに増大させるのでは
なく、その配分の修正を通じて構造的な改革に貢献することが可能だとの一言に
ついて、私自身は評価した積もりであったが、この氏はどう修正すべきかの提言
がない限りあの発言の意味はないよ、と斬って捨てられた。解っていることばか
りの評論が多すぎて、具体的な修正方法がないことを嘆いているということだろ
う。もう解りきった説明は不要だということだ。
続けて氏は金融を語る人に文化の解る人がいなくなったね、と言う。金融は技
術だけで語れるものではない。それは共感するものである。ややコンテクストは
異なるが金融技術の輸入に於いて、日本の金融土壌を無視した輸入で弊害を伴う
ものとして私の眼に映るものが二つある。それは格付けであり証券化である。こ
れはいずれまとめてどこかへ公表するが、そのまま輸入してよいものと修正して
輸入すべきものの区分が出来る金融職人がいなくなったようにも思う。これも氏
が語る「金融組織再生機構」の仕事であるべきかもしれない。