現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産26 > 413.html ★阿修羅♪ |
|
日銀の福井俊彦総裁は20日、政策委員会・金融政策決定会合後に記者会見し、「金融市場の安定確保に万全を期すという日銀の姿勢を明確にする必要がある」と述べ、一段の金融緩和に踏み切った理由を説明した。欧米経済の動向や重症急性呼吸器症候群(SARS=サーズ)の流行に加え、りそなグループへの公的資金注入で先行きに「不透明感が高まっている」と警戒感を表明。金融市場の不安感の払しょくに全力を挙げる考えを示した。
同日の決定会合では、金融機関の手元資金量を示す日銀当座預金残高の誘導目標を22兆―27兆円程度から27兆―30兆円程度に増やす方針を決定。主に金融調節について議論した。審議員2人が残高目標の引き上げに反対した。上限30兆円としたことで福井総裁は「今後の想定しうるリスクは吸収できる」との認識を示した。
国内金融市場について福井総裁は「いまのところ落ち着いた地合いを維持している」と述べ、りそなグループへの公的資金注入に関する政府や日銀の一連の対応が一定の効果を上げているとの見方を示した。 (16:28)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20030520AT3K2002C20052003.html