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ワシントン 5月13日(ブルームバーグ):米財務省と連邦準備制度理事会(FRB)が導入する新しい20ドル札には、1905年以来初めて、緑と黒以外の色が使われている。偽造を困難にするのが目的だ。
新しい20ドル札には青と黄色、桃色が含まれ、アンドルー・ジャクソン第 7代米大統領の顔は大きめ。背景には青いワシを配し、文字は太めとなっている。米政府は2002年6月にデザイン変更の計画を発表し、新紙幣は2003年中に流通を開始する。変更は、偽造を防ぐために7−10年に1度実施する見直しの一環。今後1年6カ月で50ドル札と100ドル札も順次、変更していく。
新デザイン発表の催しで、スノー財務長官は「米ドルは世界の安全と誠実のあかし」と述べ、グリーンスパンFRB議長は、「一国の通貨の健全性は経済の健全性に不可欠」と偽札対策の重要性を強調した。議長からは、「無料のサンプルを頼んだら断られてがっかりした」との冗談も出た。
ワシントン Simon Kennedy 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita
Last Updated: May 13, 2003 23:21 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=a3f_2R2No1XU&refer=top_kaigai