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【ワシントン=吉田透】ブッシュ米大統領から大統領経済諮問委員会(CEA)の次期委員長に指名されているグレゴリー・マンキュー米ハーバード大教授は13日、米上院の指名承認公聴会で初めて証言した。ブッシュ政権が議会に早期承認を求めている大型減税策について、強く支持する考えを示した。
マンキュー氏は米景気について「回復の勢いは十分ではない」と指摘、成長促進と雇用拡大を狙ったブッシュ減税が必要だと強調した。
公聴会では一部の議員が「大統領の減税策は財政赤字を拡大させるのではないか」と厳しく質問。しかしマンキュー氏は現在程度の財政赤字は「今後の経済成長によって縮小するだろう」との見通しを示した。
同氏は経済学の教科書「経済学原理」の著者として有名。同書で財政赤字の増大は長期金利の上昇を通じて経済成長を阻害すると指摘している。 (13:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030514AT2M1400N14052003.html