現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産26 > 112.html ★阿修羅♪ |
|
[日経]1―2カ月内に1万円台回復も・森中氏――相場を読む・株式
森中寛・光証券専務 日経平均株価は4月7日以来約1カ月ぶりに終値
で8200円台を回復した。国際優良銘柄への厚生年金基金の代行返上売り
や海外機関投資家の売りが一巡してきた。買い戻しも継続しており、下
値余地は限られそうだ。空売り規制の影響で急反発は期待できないが、
向こう1、2カ月で9000円を回復し、一時的に1万円台を上回る可能性も
ある。
懸念材料は大手銀行の不良債権処理と政府の規制緩和の遅れだ。銀行
の債権放棄は政府の規制同様、すでに市場競争力を失った"死に体"企
業を生き永らえさせるための施策に過ぎない。7月以降、中間決算を控
えた銀行が大幅に不良債権処理額を積み増すことがあれば、株式市場に
与える影響は大きい。銀行株がさらに下落すれば有価証券評価損を計上
する企業も増えるため、企業の最終損益悪化につながりかねない。
米国経済も気掛かりだ。2004年の大統領選を控え米国政府は実質経済
成長率を強気にみているが、個人消費頼みの経済成長には限界がある。
日本の「勝ち組」企業は米国経済に依存している。米国の消費動向次第
では今期の業績を見直す必要があり、株価の下振れ要因になろう。