現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産25 > 992.html ★阿修羅♪ |
|
関西電力と三菱マテリアルは7日、発電効率が40%と世界最高水準の燃料電池「低温作動固体酸化物型燃料電池(SOFC)」(1キロワット級)を開発したと発表した。実証実験を行った後、06年度末を目標に中型店舗や小工場向けの数十キロワット級の燃料電池の商品化に取り組む。
燃料電池は、水の電気分解の逆で、電池内に水素ガスと空気(酸素)を供給して発電する。SOFCは据え置き型で、自動車用などに開発されている燃料電池と比べて発電効率が高い。電気と熱を同時に供給できる利点があり、窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)の発生や騒音が少ない。将来は、家庭用電源から火力発電所の代用まで幅広い利用が期待されている。
SOFCは、通常約1000度付近で作動するが、両社の開発した燃料電池は、低温(約800度)で作動するため、電池の材質の一部にステンレスなどの安価な金属を利用して生産コストを削減することができる。【尾村洋介】
[毎日新聞5月7日] ( 2003-05-07-20:43 )