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竹中平蔵経済財政・金融担当相は7日の衆院財務金融委員会で、日本郵政公社の郵便貯金・簡易保険事業について「当然民営化の方向が模索されなければならない」と語った。自由党の中塚一宏氏に対する答弁。
金融相は国内での資金の流れについて「最終的な資金の取り手だけでなく、(資金循環の)プロセスも公的な部分が大きくなっている」と指摘。国債など安全といわれる資産に資金が集まっている状況と巨大な公的金融機関の存在そのものを問題視した。経済活性化に向けて株式市場などにリスクマネーを向かわせるためにも「(郵貯・簡保部門の)民営化を視点に置き、公的な資金の流れを変えていく努力が求められている」と強調した。
塩川正十郎財務相も郵貯・簡保について「できるだけ早く民営化への努力をして頂きたい」と述べた。 (13:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20030507AT3K0702107052003.html