現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産25 > 915.html ★阿修羅♪ |
|
05/01 15:43 在米資産が5年で半分に 自己資本率確保へ19兆円 外経66
【ニューヨーク1日共同】みずほ、三井住友銀行などの四大銀行
グループをはじめ、日本の銀行の在米貸し出し資産が急速に縮小し
ている。米連邦準備制度理事会(FRB)によると二○○二年末の
邦銀の米国内資産総額は千五百九十二億ドル(約十九兆千億円)と
、前年末に比べ三百六億ドル(約三兆六千億円)減った。
国内の不良債権問題や保有株式の評価損に悩む各行が、自己資本
比率の確保のため分母となる在外の貸し出し資産を急ピッチで圧縮
したためだ。大手銀行の大再編が始まる以前の一九九七年末に比べ
て、邦銀の在米資産総額はほぼ半減の千五百八十億ドル(約十九兆
円)の減少。
国別でみても九七年当時はトップだった日本は六位に転落。国際
金融ビジネスの主戦場であるウォール街で、邦銀の存在感が急速に
低下したことを裏付けた。
○二年末まで一年間の資産減少ペースをグループ別にみると、U
FJが一気に半減の百三十一億ドルまで圧縮。三井住友が約三割減
、みずほが約25%減となった。半面、三菱東京はわずかながらも
プラスとなり、経営体力や対米戦略の差が鮮明に出た。
在米の邦銀筋によると資産圧縮の対象は「非日系」と呼ばれる米
国企業向けの債権が中心。流通市場が発達しているため、圧縮自体
に特に困難はないが、現場からは「借り手から安定した資金供給源
としての信頼を失いつつある」との不安の声も聞かれる。
日本の金融に詳しい米シカゴ大経営大学院のアニル・カシャップ
教授は「ほとんどの邦銀にとって米国事業は収益を生まず、本来手
の出ない゛ぜいたく品″だ。事業の縮小は賢明な判断だ」と指摘し
ている。
(了) 030501 1542
[2003-05-01-15:43]
nifty共同通信24時間ニュース