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東京 5月3日(ブルームバーグ):民間信用調査機関の帝国データバンクはこのほど、地方で鉄道やその他運輸業を営んでいる「第3セクター」企業の財務内容(2001年度決算)調査リポートを発表し、対象128社のうち「債務超過懸念」と「債務超過」に該当する企業が75社と、全体の58.6%を占めることを明らかにした。損益状況では2年連続赤字が38社と、全体の29.7%に達した。
設立時期別では、1975年以前の設立47社のうち「安定経営」が31社(構成比 66.0%)の一方で、86−90年に設立の35社のうち「債務超過懸念」が23社(同 65.7%)となるなど「バブル時に設立された3セクが不振に陥っていることが浮き彫りとなった」という。
リポートは、鉄道などの運輸事業は地域住民の生活に与える影響が大きいとしたうえで、こうした3セクの処理や支援に際して「地方自治体や金融機関の負担増大が懸念される」と指摘している。
東京 浅井 秀樹 Hideki Asai
Last Updated: May 2, 2003 17:00 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000004&sid=aLyUp2ZBiMUo&refer=top_mof