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アテネ 5月2日(ブルームバーグ):欧州訪問中の小泉純一郎首相は2日午前(日本時間同日午後)、欧州連合(EU)との定期首脳協議後の記者会見で、日本経済が停滞から脱するには「ある程度の時間も必要だ」との見解を示した。
首相は、経済政策について「これ以上、借金をして財政出動するのも困難だから、現状の予算配分の中で、どのように成長分野に振り向けて不要な部分を削減するかなど総合的に取り組んでいる」と説明。
そのうえで、「手術をしたり、薬を飲んでも短時間で回復しない病気もある。傷を治すにはある程度時間が必要だ」と述べた。首相は「日本は大きな潜在力を持っているので、自信をもって構造改革に取り組みたい。世界情勢も日本経済が停滞から脱却するのに非常に重要だ」と語った。
アテネ 山村 敬一 Keiichi Yamamura
http://www.bloomberg.co.jp/news/mof.html?s=APrJdXyafj6yQ8o7x