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日銀の資金供給の伸びが急速に鈍ってきた。日銀が2日発表した4月の金融市場への資金供給残高(マネタリーベース)は前年同月に比べ実質4.5%増と、2001年4月以来の低い伸びにとどまった。日銀はイラク戦争などで潤沢な資金を供給する姿勢を示しているが、金融緩和の目安となる資金供給残高の伸びが急鈍化していることで、着実な追加金融緩和が今後の課題になる。
4月のマネタリーベースは101兆5445億円で、表向きには前年同月に比べ11.5%増の高い伸び。ただ4月に発足した日本郵政公社が約6兆4000億円を当座預金に積み立てたことが数字を押し上げている。これを除くと、伸びは前月の10.9%増まで二ケタで伸びてきたのに比べ大きく落ちる。
マネタリーベースは現金と金融機関が自由に使える手元資金の量を示す日銀当座預金残高の月中平均の合計。現金のうちお札(日銀券)の発行残高は4.5%増で、8カ月連続で伸びが鈍った。日銀当座預金は37.2%増だが、郵政公社分を除いた実質では5.1%増にとどまった。 (12:49)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20030502AT1F0200A02052003.html