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東京 5月1日(ブルームバーグ):米格付け会社ムーディズ・インベスターズ・サービスは1日、AV(音響・映像)機器大手ソニーの長期債務格付けAa3を引き下げる方向で見直すと発表した。収益性回復とキャッシュフロー改善に時間がかかる恐れがあることが理由。短期債格付けは据え置く。
今回の見直しで、総額8000億円の円建て債と40億ドルのドル建て債(発行枠を含む)が影響を受ける。
ムーディーズは特に、ソニーが主力のエレクトロニクス事業で構造改革に取り組んできたにもかかわらず、2003年3月期決算で収益の大幅改善を達成できなかった点を指摘。そのうえで、同分野は今後も強いデフレ圧力にさらされるとの見方から、収益低迷が続く可能性があるとしている。また、ソニーのもう一つの事業の柱であるゲーム事業も、現在主力の家庭用ゲーム機「プレイステーション2」の売り上げが伸び悩む見込みであるうえ、次世代機の開発コストが今期から発生するため、収益は低下すると予想している。
ムーディーズは今後、ソニーがどれだけ早急にエレクトロニクス事業の収益を回復できるか、また同分野の不振をその他の事業で相殺して全体の収益性を維持できるかに注目するとしている。
ソニーの株価は前日比5円(0.2%)高の2905円(午後零時36分現在)。
東京 鈴木 恭子 Kyoko Suzuki
Last Updated: April 30, 2003 23:46 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000002&sid=aM4fs2rE.jVo&refer=topj