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ワシントン 4月28日(ブルームバーグ):米財務省が28日発表した資金調達見通しによると、4−6月期の純調達額は790億ドルと、第2四半期としては過去最大に達する見込みとなった。4−6月期の収支見通しは、景気改善を想定していた2月時点での予想(250億ドルの債務純減)から悪化した。イラク戦争の経費や失業保険給付が財政収支を圧迫すると同時に、景気拡大の遅れや株安を背景に税収が落ち込んだ。6月末の現金残高は450億ドルの見込みで、2月時点での予想と同水準。
7−9月期については、純調達額は760億ドル、9月末時点の現金残高は 450億ドルを予想している。
1−3月期の実績は、純調達額が1110億ドルで、当初見通し(1100億ドル)から拡大。一方、3月時点での現金残高は130億ドルと、当初見通しの250億ドルと比べ、縮小した。財務省はこの理由について、「税還付拡大などに伴う税収の落ち込みが、支出減によって一部相殺された結果」と説明した。
ボストン 山口 裕子 Yuko Yamaguchi
Last Updated: April 28, 2003 17:40 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=ajYRYGRVlJhc&refer=top_kaigai