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大手銀行7グループの03年3月期決算で、保有株式の売却や減損処理に伴う株式関連損失が合計3兆円にのぼる見通しが28日、明らかになった。急激な株安が各行決算を直撃したためで、前年同期の1.7倍にあたる。みずほグループだけで9000億円に達する。
内訳は、保有株の時価が帳簿価格に比べて大きく値下がりした場合、損失分を穴埋めする減損処理額が1兆9880億円。実際に売却したことによる損失が1兆170億円に上った。
前年比では減損処理額は6%増にとどまるが、前年はこうした損失を埋めるために簿価の低い株を売って売却益を出しており、売却損益は1000億円弱のプラスだった。今回は底の見えない株安に、売却益を出すゆとりも乏しくなった。
株関連損失に伴い、みずほフィナンシャルグループは同日、当期赤字の予想を2月時点より4300億円多い2兆3800億円とした。
大手行はみずほグループの1兆円をはじめ03年3月期に計2兆円の資本増強をした。だが、株安によって増資規模を上回る損失が生まれており、「せっかく増資した分が株安で相殺された」(大手行幹部)と嘆く声も出ている。4月以降の株安により新たな資本増強を迫られる銀行も出そうだ。
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大手行7グループの株式関連損失
みずほ 9060(6280)
三井住友 6300(5300)
三菱東京 4850(3220)
UFJ 6200(1850)
りそな 1590(1590)
住友信託 1280(1000)
三井トラスト 770(640)
(03年3月期見通し。単位・億円。かっこ内は、損失のうち減損処理分) (04/28 21:40)
http://www.asahi.com/business/update/0428/081.html