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ニューヨーク 4月28日(ブルームバーグ):28日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、1−3月期の米企業決算が予想以上に好調なのは、売上高の増加よりも、むしろコスト削減が主因だと報じた。調査会社トムソン・ファースト・コールと投資家の話を基に伝えた。
トムソン・ファースト・コールによると、先週末までにS&P500種株価指数構成企業の約3分の2が決算発表を終えており、利益は平均で6.8%アナリスト予想を上回った。こうした好業績は、増収ではなく経費削減によって達成されたと同紙は分析し、イラク戦争や厳冬の影響で個人や企業の支出が減少したため、第1四半期の米経済成長は予想よりも低い伸びとなったとした。
同紙によると、ウェルズ・キャピタル・マネジメントの主任投資責任者、ポールセン氏は「市場は確かに、売上高の伸びが加速するのを期待しており、それを実現するには景気拡大が必要だ」と述べた。
ロンドン Brian McGee 東京 守護 清恵 Kiyoe Shugo
Last Updated: April 28, 2003 02:26 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=aKVVPMRx7luY&refer=top_kaigai