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中小企業金融公庫が28日発表した景況調査によると、4月の売り上げDI(「増加」の回答企業割合から「減った」の割合を引いた値、季節調節値)はマイナス6.9で3月調査に比べ3ポイント改善した。一方で利益額に関するDI(同)は悪化するなど「中小企業の景況は一進一退が続いている」(同公庫)という。売り上げDIの改善は3カ月ぶり。機械、鉄鋼や家電関連ではDIが悪化したが、衣生活や食生活関連の業種ではDIが改善した。売り上げDI全体では2001年末を底に、改善基調にある。
今後3カ月程度先にかけては売り上げの改善を見込む企業が多い。売り上げDIの見通しはプラス3.0となった。プラス見通しは2カ月連続。利益額DIの悪化は2カ月連続。電気機械、木材・木製品など幅広い業種でDIが悪化した。調査は同公庫の取引先900社を対象に実施し、676社の回答をまとめた。 (19:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20030428AT1F2800828042003.html