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04/28 17:09 債務返済見通しは不透明 決選投票のアルゼンチン 外経64
【ブエノスアイレス28日共同】アルゼンチンの大統領選は二十
七日、正義党のメネム元大統領とドゥアルデ現大統領が後継者に推
すネストル・キルチネル州知事の決選投票にもつれ込んだが、いず
れの候補者が当選しても債務不履行(デフォルト)状態に陥ったサ
ムライ債などの対外債務返済の見通しは不透明だ。
同国の公的債務は総額約六千億ペソ(約二十五兆円)とされ、対
外債務は約千百億ドル(約十三兆三千三百億円)程度、このうち対
外民間債務はサムライ債(残高千九百十五億円)を含め約六百億ド
ル余りとみられる。
メネム元大統領は立候補者の中で唯一、元本返済の履行を公約し
、金利削減と返済期間の繰り延べにとどめるとしている。国際金融
支援の本格的な再開に向けた国際通貨基金(IMF)との交渉で早
期合意が期待される。ただ返済期間が長期化するのは必至で実効性
を疑問視する声もある。
ドゥアルデ大統領はこれまで、元本の七割削減を主張。キルチネ
ル氏の指導力は未知数だが、IMFとの交渉で強硬姿勢を貫くラバ
ニャ現経済財政相の留任を既に表明。IMFとぎくしゃくした関係
が続きそうで、国際金融界との債務再編交渉も困難が予想される。
(了) 030428 1708
[2003-04-28-17:09]
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