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(回答先: 世界同時デフレ深刻化の予兆 投稿者 Ddog 日時 2003 年 4 月 27 日 01:57:47)
Landscapeさん、ひまわりさん、Ddogさん、早速貴重なご意見をありがとうございます。
年齢的のためかも知れませんが、僕が幼稚園時代に体験した敗戦とその後の経済的混乱のなかで生起した日本の「適度に節度を持ったインフレ」の記憶が今になっても脳裏に焼きついています。戦時国債に化けていた家の資産が紙くずになってしまったこと、「1ブロックの住宅地を作れる」くらいの生命保険が小遣い程度の価値になってしまったことなど、祖父が嘆いていた姿を忘れることが出来ません。
わが国のインフレ率は、ドイツほど強烈なものではなかったのですが、非常に効果的に個人資産を潰し、国家財政を生き返らせるために有効に働いたように、幼い頭で感じていました。その上、残っていた不動産は財産税の併用で取られてしまった(物納)と言うことです。経済の再生はそれを足がかりとして成し遂げられたと思っています。
退蔵されている個人資産をいやおうなく取り崩して社会資産に転換する手法として、各種の弊害はあるにしても、検討されている可能性が高いのではないかとも考えています。そのための前駆的な行動が既に取られ始めているとすれば、それはどのようなものとなるのでしょう。現在世界各地で生起している異常な現象、異常な国家的行動などは無関係なのでしょうか?
現在世界が直面している状況はたしかに「世界同時デフレのループ」の方がずっと可能性が高いと思いはします。しかし、然るべき筋がデフレを活用して保有資産を不動産や生産設備に転換し終わった時点で世界的な信用不安や世界的な通貨の切り下げ競争が始まればどのような展開となるのかな?、と、考えるようになってきました。
年寄りのたわごとに終われば良いのですがね。
いつものように、本論には納得できるような裏付けはありません。念のため申し添えます。