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(回答先: 世界同時ハイパーインフレの予兆 投稿者 甘南備の住人 日時 2003 年 4 月 26 日 07:18:47)
私の推測では、「中国」が鍵だと思っています。中国は現在、「世界の工場」となっています。アメリカと日本の産業の国内空洞化を促進させているのは中国の安く・優秀な労働力です。それがアメリカや日本のデフレ圧力になっています。今後も難度の高い自動車生産等で、さらに高付加価値製品で、デフレ圧力を強めていくと思います。
しかし、もし中国に何か起きるか、もしくはアメリカや日本と中国の間で何か(単純に言うと武力衝突)が起きれば、当然日米と中国間での貿易は破綻して、デフレ圧力が消えます。そのタイミングで原油に何かが起きれば、あっという間にインフレになると思います。そういう意味で、SARSが香港と広東省に集中していることが興味深いです。
また仮に、アメリカがイラクにやったのと同じように北朝鮮の政権転覆を行い、傀儡政権を樹立できたとすると、それはすなわち、中国包囲網がさらに完成されていく、ということになります。この中国包囲網については、田中宇さんの「米中論」を読むと参考になると思います。
後は、インフレにするために大事なお札の増刷です。ここらへんはヴェルナーさんの「円の支配者」が参考になります。
増田俊男さんなんかは、インフレにはもうならない、というようなことをおっしゃっていますが、その原因である中国や韓国などの国との間に何かが起こり、生活必需品が入手できなくなれば、インフレはいつでも起こりうるということです。インフレが起きる(インフレを起こす)可能性はいろいろあります。狂牛病だけで牛肉は殆ど売れなくなり、他の食品へと消費が移りました。しかし、そういうことが多くの食品に起こったら、残った食品の値段が上がるのは明らかです。例えば、SARSが食品に移って伝染するというデマを流すだけでも、かなりの影響が出ます。
日本政府や、世界を裏で操る勢力もハイパーインフレを起こしたがっているようです。デフレでさんざん値段を下げて会社を倒産させて、それを影で安く買い取っておいて、充分買い占めておいてからハイパーインフレにもっていく。
日本で言うと、アメリカの手先である竹中大臣の思惑通り、メガバンクが国有化されてからハイパーインフレになると読んでいますが(みずほの増資には驚きました。日本もなかなか負けてません)、不良債権をインフレでチャラにしたい日本政府(相沢さんあたり=>被害者は日本の金満欲ボケ高齢者)と、日本の企業(特にまずはメガバンク)を安く買い占めたいアメリカとの思惑がからんで、どうなるのかと、興味津々です。