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住宅金融公庫は25日、2002年度の公庫融資利用者に対する調査結果を発表した。住宅ローンの返済にボーナス払いを併用する比率が急低下。戸建ての注文住宅では前年度比8.6ポイント減の34.4%、戸建ての分譲住宅は4.4ポイント減の51.8%、マンションは4.9ポイント減の44.3%となった。3種とも調査を開始した1979年以来の最低水準。
公庫では「ボーナスがさらに減少することを警戒し、月給の範囲内で返済計画を立てる人が増えた」と分析している。年収全体が減っていることから返済期間は長期化。戸建ての注文住宅は前年度比0.9年延び、29.5年となった。
公庫が昨年度から年収800万円超の人については融資の上限を下げたため、住宅購入額に占める公庫融資の比率は低下。マンションの場合、前年度比5.3ポイント減の57%に下がり、逆に民間金融機関の融資は8.4ポイント増の19.1%に上がった。 (20:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20030425AT1F2501J25042003.html