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(回答先: 3月の完全失業率5・4%…総務省発表 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 25 日 15:57:05)
3月の失業率は5.36%(2月5.24%)に上昇した。月次ベースの失業率をみると、2月は 0.28ポイント改善、3月は0.12ポイント悪化と、データに振れがある。だが、BNPパリバ証券会社・経済調査部ジュニアエコノミストの加藤あずさ・さん(Azusa Kato/Junior Economist, BNP Paribas Securities(Japan) Ltd.)は、「均してみれば、2002年に続き2003年に入ってからも失業率はほぼ横ばいで推移している」と話す。
<実感と2002年の実体経済との間にズレ> 「実感に合わない方が多いかもしれないが、2002年の実体経済は株価のように悪化の一途を辿っていたわけではない」。実質GDPは、2002年1Qから4四半期連続でプラス成長を達成し、2002年4Qは前年比でみれば2.6%と潜在成長率程度で成長した。失業率 がほぼ横ばいで推移しているのは、「経済が潜在成長率ペースの改善を続け、需給ギャップが拡大も縮小もしなかったことが背景にある」と言う。前回の景気回復局面である 99〜2000年の成長率も潜在成長率並みだったが、この間の失業率も4.7%程度で上昇も低下もしなかった。現在も同様のことが起こっている。
<失業率は今後、緩やかに上昇する可能性> しかし、2003年に入ってから、内需低迷が続く中で、景気回復の唯一の牽引役であっ た輸出も勢いを失っている。1-3月に輸出改善が滞ったことから4-6月の生産には若干の調整圧力がかかる見通しであり、少なくとも年前半の成長率は潜在成長率を下回る公算が大きい。このため、「失業率は今後、緩やかに上昇する可能性がある」と見ている。失業率よりも景気に敏感に反応する有効求人倍率は、2002年3月以降上昇傾向にあったが、「2003年1-3月の成長ペースの鈍化によって、2003年3月はついに0.1ポイントの低下に転じている」