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ニューヨーク 4月24日(ブルームバーグ):グリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は24日、住宅抵当金融投資会社大手の米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅金融抵当金庫(フレディマック)など政府系企業を米議会の監視下に置くのは「適切」との考えを示した。
同議長はベーカー米下院議員(ルイジアナ州)にあてた書簡で、議会は政府系企業が米国の金融システムに対するリスクとなることがないように、これら企業の役割を調査すべきだとの考えを示した。
同議長は「政府系企業に対する議会の監視と米経済における同企業の役割の調査が重要であることを繰り返し指摘したい」としたうえで、米政府はこれらの企業は破たんさせないという「広く受け入れられている信念」は「市場の規律」が軽視されていることを示唆すると警鐘を鳴らした。さらに、これらの企業は「金融市場の構造と効率性に対して重大な影響を持つ」ことから、議会の監視が必要だ述べている。
ファニーメイとフレディマックは合わせて3兆1000億ドル(約370兆円)の住宅ローンを保有または保証している。米政府は、1兆5000億ドル超に上る両社の無担保社債に明示的な保証を提供しているわけではない。
ニューヨーク Al Yoon 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita
Last Updated: April 24, 2003 19:47 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=ajGRkVEvE1yM&refer=top_kaigai