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(回答先: [日経] 米FRB議長、再任を受諾――市場心理安定を優先 投稿者 Ddog 日時 2003 年 4 月 25 日 00:33:05)
[日経] 米FRB議長、再任を受諾――市場心理安定を優先
【ワシントン=吉次弘志】2004年6月に任期を迎えるグリーンスパン
米連邦準備理事会(FRB)議長は23日、「ブッシュ大統領が私を指名
するなら、お仕えしたい」とする異例の声明を発表、続投の意思を明ら
かにした。任期まで1年2カ月を残す現段階で再任の受託を早期表明し、
後継者選びをめぐり市場の思惑が先走るのを防ぐ狙いがあるもようだ。
同議長の現在の任期は2004年6月まで。再任し、その後の4年間の任期
を全うすれば、2008年6月まで議長の座にとどまることになる。FRB
議長として最長の21年間の"長期政権"となる。
FRB議長への就任には大統領の指名に加え米議会上院の承認が必要
。指名された本人が、正式な議会承認が終了していない段階でコメント
するのは極めて異例。上院での承認手続きの日程などは未定だ。
議長の声明はブッシュ米大統領が22日の米経済記者との懇談で語った
「議長はもう一期務めるべきだ」との発言への回答の形をとる。イラク
戦争の終結後も市場に残る景気先行き不透明感に配慮し、自ら続投宣言
することで市場心理を安定させる狙いとみられる。
ホワイトハウスは「大統領は議長を再任する意思があるが、受諾する
かどうかは議長次第だ」(フライシャー報道官)と強調していた。
グリーンスパン議長は2月の議会証言で財政赤字に強い懸念を表明。
そのうえで、ブッシュ大統領の減税構想に批判的な考えを表明していた
。市場では「ホワイトハウスと議長の関係悪化」がささやかれ、2004年
の大統領選に向けて大統領が新議長選びを本格化するとの見方が出てい
た。
ブッシュ政権は市場の信認が厚いグリーンスパン議長を現時点で交代
させるのは得策でないと判断したもよう。同日のニューヨーク市場では
「米政権には現議長の再任以外に選択肢はなかった」(米証券会社)と
して、議長自身の続投宣言への反応は限定的だった。
グリーンスパン議長はレーガン大統領の指名を受けて87年にFRB議
長に就任。それ以来、5人の大統領に仕え、経済政策などに関してホワ
イトハウス、議会、市場からの絶大な信認を得ている。現在77歳と高齢
で再任後の任期満了時には82歳となる。