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[日経] 鉄スクラップ続落――流通業者が在庫放出急ぐ
製鋼原料となる鉄スクラップが続落している。指標品種であるH2の電炉買値は23日、東京で前週比1000円(約7%)安い一トン1万3500―1万4500円、大阪では同1000円(約6%)安い1万5500―1万6000円となった。3月に下落に転じたのを機に流通業者が在庫の放出を急いでおり、需給緩和感が強い。
電炉最大手の東京製鉄が3月中旬から岡山工場(岡山県倉敷市)で九回、他の三工場では八回にわたり購入価格を引き下げており、他の電炉も追随している。東京製鉄は大型連休中も生産を続けるが、合同製鉄などは減産強化を狙って操業しない方針。荷余り感が一段と強まる可能性もある。
アジアのスクラップ相場も弱含んでおり、東京、大阪ともにさらに1000―1500円程度は下がるとの見方が多い。
鉄スクラップは、経済成長が続く中国などアジアの需要が膨らみ、日本からの輸出も増えた。国内需給はひっ迫し、価格は昨年秋からの半年で約50%上昇した。ただ3月に入り米国からアジアにまとまった量のスクラップが入着、需給緩和感が広がっている。